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金沢茶寮

2022.03.03

U.S Inc.が飲食業界に参入?! 伝統工芸の町 “ 金沢 ” で、体験型アートカフェ金沢茶寮をオープン!

こんにちは!株式会社U.Sの広報担当、早川です。
今回は、3月25日に金沢にオープンする体験型アートカフェ「金沢茶寮」の準備の一環で行った“金沢塗(かなざわぬり)”の社内体験会についてレポートします!

伝統工芸の町“金沢”、体験型アートカフェ金沢茶寮をオープン!

この度、 U.S Inc.が飲食業界に参入することになりました!
3月25日(金)に、体験型アートカフェ「金沢茶寮」を石川県・金沢の東茶屋街を眺望できる古⺠家にオープン決定!
体験型アートカフェの舞台に選んだのは、町にアートが点在している石川県・金沢。
金沢茶寮では、無意識のうちに身についてしまった「常識」「当たり前」を解きほぐし、感性を引き出すカフェ空間をコンセプトにしています。
金沢茶寮の立ち上げの主なメンバーは、U.S Inc.代表取締役である井澤を始め、金沢を拠点にアジアやアラブ首⻑国連邦・イタリア・ドイツなど 世界各国で活躍するグローバル視点の陶芸作家 吉岡 正義氏。
その他、カフェメニュー開発やショップカードや店頭看板やWebサイト制作など、U.S Inc.メンバー一同でオープンに向け準備を行っています!

金沢茶寮のティザーサイトはこちら
https://www.kanazawasaryo.jp

新進気鋭の漆芸作家が、金沢塗を直接レクチャー!

金沢茶寮では、“金沢塗”という手法を用いて陶器にオリジナルのペイントを施すアート体験ができます。
今回、社内塗り体験会には、実際に金沢茶寮の塗り体験講師として店頭に立つ松浦祐子さんに、遥々渋谷オフィスまでお越しいただきました!


松浦悠子(まつうら ゆうこ)/ 漆芸作家
愛知県出身。金沢美術工芸大学大学院在学中である2018年12月、東京GALLARYB.tokyo、2019年8月には金沢galleria PONTEにて個展を開催。2019年9月にはパリのgalerie satelliteでも個展が開かれるなど、在学中からその才能を発揮。
2020年に金沢美術工芸大学院修了後、金沢市内で制作を開始。漆を素材としながら自身の存在の空蝉ともいえる身体を モチーフにした作品が特徴。

金沢塗ってどんな手法?

江戸時代から続く「金沢塗」特有の漆による色彩ではなく、陶器に色鮮やかな10種類以上の塗料を重ね塗り、削り、感性 を研ぎ澄ましながら器を描く技法のこと。
石川県で古くから受け継がれる伝統工芸「九谷五 彩」*1や「金沢塗」で用いられる限られた色彩に囚われず、「漆芸」ならではの重ね塗り・磨き・削るという技法を「九谷焼」に融合させることで、金沢の「塗り文化」に新たな風を送り込む作家として挑戦しています。
*1:緑・⻩・紫・紺⻘・赤の色絵の具を自在に活用して、 絵付けされたスタイル。


伝統とモダンが交わる空間ならではの手法!
伝統工芸を手軽に挑戦できる場所は、塗り初心者としては嬉しい限りです!

脳内で広がる世界を、塗りで体現する楽しさ

今回は、実際に金沢茶寮で体験できる工程をそのまま体験させていただきました!
・陶器選び
・画材についての説明
・手法の説明
基本的な筆の使い方や、削り、スポンジで行う加工方法など
・乾かす
→完成!

脳内のイメージをアウトプットするのは想像以上に難しい作業。
「海原のようなイメージで塗りたい」「濃く塗っちゃったけど淡い色に修正したい!」など塗り初心者の私たちの小さな疑問にも寄り添い、わかりやすく丁寧に教えてくださいました。(漆芸作家と聞いて、厳しいお方なのかと思いきや、とっても優しく暖かい方でした…感動!涙)
作業中に松浦さんが繰り返しおっしゃっていたのは、「正解はないですからね」という言葉。


「好きな色で、自分がやりたいと思ったように手を動かしてください」と何度も声をかけてくださったおかげで、筆が止まってしまった時や、悩んだ時も自信を持って塗ることができました。

完成した作品を並べてみると、それぞれの個性が色使いに反映された仕上がりに。
同じ画材を使用しているはずなのに、色の作り方や筆の使い方でここまで個性豊かに表現できることに塗り体験の奥深さを実感した瞬間でした!

塗り体験の直後に、すぐ日本茶が飲める?!

なんと、金沢茶寮では「塗り」の後すぐに自分の器で日本茶を飲むことが可能!

一般的には数週間〜数ヶ月後に作品が完成しますが、塗り終わった後すぐに仕上げ作業へと取り掛かることで当日の陶器使用が実現したそうです。
体験直後に淹れる日本茶は、U.S Inc.が商品開発から運営・販売まで行う自社のライフスタイルブランド「room705」のshu ha ri。
shu ha riについてはこちらから
https://www.room705.jp/pages/products/shu-ha-ri/
塗り体験だけでなく、味覚でも刺激的な時間を過ごしていただきたい、という気持ちを込めています。

まとめ

U.S Inc.では今回のように、ユーザー目線になってサービスの向上を計る機会を設けることで企画内容とユーザーのギャップをいかに埋められるか日々研究しています。
今回、私自身も金沢茶寮の一顧客として体験をしたことでサービスの改善点や強みになりそうなポイントが見え、体験前よりも金沢茶寮を深く理解することができました!

カフェのオープンまで一ヶ月を切りました。
アート体験の内容だけでなく、店舗内装やカフェメニュー開発、ロゴ・看板・Web サイト制作など、各チームで日々準備に励みながら開店を目指します!

 

<編集後記> PR・SNS Director 早川
大人になると、自分が手を動かしてアートを体験する機会は少なくなるので、今回の体験会は純粋に楽しんでしまいました。(笑) でも意外と、深く考えずにお客さんとして参加してみることがユーザー体験の向上に繋がることを実感した時間でした。今から金沢茶寮のオープンが待ち遠しいです!