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「ともにアップデート!」がテーマの勉強会。 職種を超えて、全員がブランディング・マーケティング戦略設計の方法を学んでみました!

こんにちは。U.S Inc.の広報担当、早川です!
今回は、社内で行った勉強会についてレポートします。
クライアント企業や作家・パートナーと一蓮托生になりながら商品やサービスを生み出し、企業ブランディングや商品マーケティングのコンサルティングを行う私たちが、改めて社内勉強会を開催した理由とともにお伝えします。
contents
「ともにアップデート!」がテーマの社内勉強会
U.Sにはコンサルタント、ディレクター、アーティスト、エンジニアなど様々なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、多岐にわたるクライアント企業や商品のブランディング・マーケティング課題に向き合っています。
同時に複数のプロジェクトが走る中で、職域に限らずU.Sのメンバー一人ひとりがあらゆる課題に対して、期待を超えるクオリティを発揮できる状態を目指しています。
そこで「ともにアップデート!」をテーマに、得意領域が異なるメンバー同士、職域を超えてお互いの経験やスキル、ナレッジを共有し合う社内勉強会を定期的に開催しています!
今回の講師は”リクルート”出身クリエイティブディレクター
この記事でお伝えするのは、U.Sの取締役/クリエイティブオフィサーである朝本が講師となって行なった「ブランディング・マーケティング戦略設計講座」の内容です。
…ここで少しだけ朝本についてご紹介します。まずはプロフィールから!
朝本 康嵩 取締役/ Creative Officer
リクルートに新卒入社。広告領域でのディレクター/プランナーを経て、クリエイティブディレクター&マネージャーとして大学などの大規模キャンペーンの他、CI策定、組織活性、人材育成スキーム開発など様々な分野で活動。2018年5月、井澤と共にU.S Inc.設立。プリスクール、スキンケア化粧品、ECビジネス、SaaSサービスのブランディングの他、人材育成、採用、組織活性までさまざまな領域をデザイン。クリエイティブ組織、コンサルティング組織を統括する。自社ブランド「room705」では商品開発を行うかたわら事業最高責任者も担う。
リクルート時代から合わせると15年以上、ディレクターとして数多のプロジェクトを牽引した朝本の至極のナレッジを直接伝授してもらいました!
ブランディング・マーケティングの戦略設計が、わずか1時間で?!
勉強会のタイトルはズバリ、「わずか1時間でクライアント企業をピカピカに輝かせるための~ブランディング・マーケティング戦略設計講座~」!
ブランディング・マーケティングのプロセスを大きく以下の4段階に分けた場合、①調査分析と②戦略設計のプロセスにおけるポイントがテーマの今回。
多くの方がブランディングやマーケティングに関する書籍を出されていますが、その手法に正解がないため、進め方は人それぞれ異なります。
そこで!
今回は、朝本がいつも実行しているプロセスを追体験する!という勉強会を実施。
本来は何時間、何週間もかけて行うプロセスを、あえて「1時間」という制約を設けて実施する!という一見無謀にも思えるテーマでした。
が、意外にも実際に学んだ手法でメンバーがチャレンジしてみると、本当に1時間以内でできたから不思議!
ではどんなプロセスか?ご紹介します!
さらにここから、ポイントを解説します!
調査分析で押さえるべき3つの「知る」とは?!
ブランディング・マーケティングで成果を出すために欠かせない最初のステップ。それが「調査分析」です。
そのプロセスは大きく「顧客を知る」「戦略を知る」「市場を知る」の3つを「知る」ことから始まる、と朝本。
特に重要なのが、「主観」ではなく「事実」だけを抽出すること。当たり前といえば当たり前なのですが、私もつい主観で考えてしまったり…(反省)
また、陥りやすいのが情報過多になり沼にハマること!とも。
丁寧な調査分析は大切ですが、全て知ろうとすると1時間どころか日が暮れてしまいます(笑)。
今回は「1時間」という制約があるため、大事なポイントだけを押さえることに集中する方法を学びました。
例えば、U.Sのクライアント企業であるステラプリスクール(https://usinc.jp/wp/journal/vol04/)を当てはめて考えてみると…
このように、あくまでざっくり、各項目を一言で言語化していきます。「一言でいいの?!」と不安になりますが、他人にも説明できるよう言葉で表現できる状態を作ることが情報整理の近道です。
戦略設計において大切なのは「仮説を立てる」こと!
戦略設計とは仮説を立てて実際に動くための計画を練ることです。
ここで朝本方式、設計をする際のポイントを押さえることで、悩まずに仮説を立てやすくしていきます。
【仮説の立て方】
● 理想(将来ありたい像)をイメージする
● イメージした理想に対し、現状の課題を洗い出す
仮説を立てるときは、「顧客を決める」「提供価値を決める」「価値を伝える」この3つを軸に考えていきます。
【ポイント】
● 経営層/キーマンが描く理想の状態を考えながら課題を上げること
● 理想像はコストや時間など制約条件を取っ払って考えること
「これから顧客がどんな道のりで・どこを目指して進んでいきたいのか」を想像しながら設計していくことで、足りていない要素や現状の問題点を具体的に見つけやすくなります。
また、つい現実的に考えすぎてしまい理想像を形に出来そうな範囲内で設定してしまいがちですが、ここでは制約条件は気にしないことがポイントです。
これらのポイントを押さえながら仮説を立てることで、この後の企画設計や制作段階に進むための準備をしていきます。
まとめ
今回は、調査分析と戦略設計を行う上でのポイントを先輩ディレクター朝本から学びました!
得意分野ごとのナレッジを共有し合うことが、社内全体の知識レベルを上げることに繋がることを実感した勉強会でした。
先輩社員や他職種のメンバーからノウハウを共有してもらう機会はとても貴重なので、今後も講師を替えながら積極的に実施していきたいと思います!
次回の勉強会は、今回の学びを踏まえて「戦略ターゲットペルソナ設計講座」についてレポートします!
(3月中旬頃、公開予定)
お楽しみに!

<編集後記>SNS Director 早川15年以上ディレクター経験がある大先輩から直接レクチャーを受け、自分の業務で活かせる発見がたくさんありました!同じプロジェクトに関わっていても、他メンバーの業務の進め方を知れる機会は少ないので、とても貴重な経験でした。先輩メンバーのノウハウを盗んでグングン成長できるよう精進します...!!!